アメリカンショートヘアの性格や特徴は?飼い方、病気や寿命について

日本でも非常に多く飼われているアメリカンショートヘアー。「アメショー」や「アメショ」の愛称でも呼ばれ、知らない人はいないほど有名になった人気の猫種です。
アメリカンショートヘアってどんな猫?

基本データ
原産国 | アメリカ(自然発生種) |
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性格 | 陽気で穏やか、人に従順。環境に適応しやすい。 |
体型 | 中ぐらいでがっしり。筋肉質で胸板が厚い。 |
体重 | オス:3〜6kg、メス:3〜5kg |
運動量 | 多い |
鳴き声 | 普通 |
毛色・模様 | シルバーのクラシックタビー(横腹に渦巻き模様のある縞模様)をはじめ、多彩な色と模様がある。 |
目の色 | 毛色に準ずる。ブルー、ゴールド、グリーン、ヘーゼル、オッドアイなど。 |
アメショーの性格
人懐っこくてお利口さん!

アメリカンショートヘアは穏やかで優しい性格です。人懐っこく、人見知りもしないので、誰とでも打ち解けやすいでしょう。適応力も高く、他の猫や犬に対しても物怖じしません。
また知的でお利口なのでしつけがしやすいです。ペットという以上に、良きパートナーとして飼い主を癒してくれるはずです。
人との間に良い関係を築くことは得意なのですが、抱っこされるのはあまり好きではないようです。
好奇心旺盛!タフなのでたっぷり遊んであげて

タフで活発、運動神経が抜群で、遊び方もハードなので、一緒にたくさん遊んであげると大喜びするでしょう。
本来、ネズミ捕りを目的として飼われていたため、現在でも獲物を狙う性質が強く残っており、ねこじゃらし等のおもちゃで遊ばせると面白いほど反応してくれます。飼い主にとってはとても遊びがいのある猫と言えます。
ただ好奇心旺盛な性格ゆえ、いたずらが過ぎるということもあるようなのでご注意を。でも、そこも猫らしいところ。元気なのはいいことですよね。
体型・体重、毛色や模様などの特徴
丈夫で手間のかからない飼いやすい猫

アメリカンショートヘアの特徴は、丸くて大きなしっかりとした顔と頑強なあご、力強さを感じさせる筋肉質の体です。ハンターとして活躍していた時の名残か、体の随所にたくましさがみられる体型です。
何世紀もの長いあいだ屋外の環境に順応してきたため、被毛はとても厚く、短く密生しており、湿気、寒気、皮膚のケガから身を守るのに役立っています。手触りは硬めです。
体重は一般的な猫と同じ

平均体重は、オスが「4.0kg~7.0kg」、メスが「3.0kg~6.0kg」となっています。一般的な猫の平均体重とほぼ一緒の重さです。
縞模様が特徴的
胴体横腹にある渦を巻いた大きな縞模様、額にあるM字型の模様、目尻から後ろに伸びる線(通称:クレオパトラライン)が特徴的です。
多彩な色や模様があります
日本ではシルバーのクラシックタビー(黒とシルバーの縞模様)が多く一番人気があります。
他にもシルバーパッチドタビー(三毛猫柄の3色)やレッドタビー(茶色とクリームのトラ模様)、ブラック、シェーデッド、ホワイトなど、80色以上ものパターンが認められており、実に様々な色や柄の種類がいます。
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アメショの平均寿命
アメリカンショートヘアの平均寿命は「10歳~13歳」となっています。一般的な猫の平均寿命が15歳とされているため、それよりも少し短くなっていると言えます。
ただ、飼い主が食事や体調の管理をしっかりしてあげることで、平均寿命をはるかに超える猫は数多く存在します。そのため、普段から気を配る様にすると良いでしょう。
かかりやすい病気、飼い方のポイント
太り過ぎに注意!?

アメリカンショートヘアは簡単に太ってしまう体質を持っているため、飼い主が普段からしっかりと食事の管理をしてあげる事が大切です。食事の管理は猫の健康と長生きにもつながります。愛猫と一日でも一緒に過ごすため、常に意識づける様にしましょう。
たくさん遊べるようにしてあげて
飼い主さんが遊んであげるだけではなく、部屋を広くとって走り回れるようにしたり、キャットタワーなど登れる場所を用意して上下運動もできるようにするとさらに良いです。その反面、狭い場所に閉じ込めたり、ほとんど構わなかったりすると、ストレスが溜まってしまい病気になってしまうかも知れないので注意が必要です。
ブラッシングは少なめでOK
ブラッシングなど日常的な手入れですが、アメリカンショートヘアは短毛種なのでブラッシングは週2〜3回程度で良いでしょう。
【豆知識】人気のアメショーには意外な歴史が・・・!
害虫駆除のために飼われていた!?

今から約400年ほど前、イギリス人がアメリカに渡るときに一緒に同行させた短毛種の猫がアメリカンショートヘアの起源と言われています。
当時はペットとしてではなく、ねずみやヘビといった害虫を駆除するために飼われており、別名「ワーキングキャット」(働く猫)とも呼ばれていました。日本では「アメショー」などの略称で呼ばれることが多いですが、アメリカでは「マウサー」(ネズミを捕獲する者)と呼ばれることもあるそうです。
昔は人気がなかったそう
1906年にアメリカで「ドメスティックショートヘア(国産の短毛種)」として登録されましたが、雑種のイメージが強い名前であったため当時は不人気だったようです。その後「アメリカンショートヘア」と改名されてから人気に火が付き現在に至ります。
陽気な性格で大人気のアメリカンショートヘア、体が丈夫で人に懐きやすいので、とても飼いやすい猫ちゃんです。
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