マイクロチップって何?もしもの迷子や災害に備えよう!

マイクロッチップについて、聞いたことあるけど、よく知らない。そんな人も多いのではないでしょうか?実際、日本でのマイクロチップ装着率はそう高くないのが現状です。今回はそんなマイクロチップを紹介します。
マイクロッチップとは?
マイクロッチップとは電子式の迷子札みたいなものです。個体識別番号が記録された小さなチップで、動物の皮下に注射して使用します。
専用の読み取り機で読み取ると、その子の個体識別番号がわかり、飼い主の登録情報を調べることができます。生後2ヶ月から装着可能で、一生交換する必要はありません。
また、マイクロッチップ自体は全体を生体適合ガラスやポリマーで覆われているので動物の体内での安全性が高く、動物への副作用についてはほとんど報告がありません。
安全性は大丈夫?痛くないの?
基本的にマイクロチップは獣医さんにいれてもらいます。直径約2ミリ、長さ13ミリのチップを首から背中の痛みを感じない皮下に注射器で注射します。挿入は一瞬でとても安全です。挿入後の体内での移動もほとんどなく、一度挿入すれば永久的に使用できます。
本当に必要なの?
マイクロッチップを挿入しておけば、迷子などで猫ちゃんが保護された際に、行政や保護団体から連絡を受けることが可能です!動物愛護センターに保護された場合でも、殺処分に回されるのを防ぐこともできます。
また、室内飼いだからあまり必要性を感じないという意見もあります。しかし、災害時などにパニックになって逃げ出した猫ちゃんたちがマイクロチップをつけていたおかげで飼い主さんのもとに戻ってこられたという話も多く聞きます。そうでなくても室内飼いの猫にとって、縄張り外である室外はビクビクもの。万が一の際、早くお家にもどれるように備えておいてあげたいですね。
さらに、あまり機会はないかもしれませんが、海外から日本へ猫を連れてくる場合は動物検疫を受ける際にマイクロチップの装着が必須です。また日本から海外へつれていく際にも、多くの先進国でペットへのマイクロチップ挿入が義務付けられています。
費用と登録方法
登録費用
登録にかかかる費用は病院によって異なりますが、6000円から1万円程度です。(別途で登録料1000円がかかります。)
登録方法
獣医師、または購入先(ペットショップなど)からもらう登録用紙に必要事項を記入するだけで、その後の登録は動物病院やペットショップなどが手続きしてくれる場合がほとんどです。
以下の内容が日本獣医師会(AIPO事務局)のデータベースへ登録されます。
- 「飼い主情報」(氏名、フリガナ、住所、電話番号、その他の緊急連絡先、FAX番号、Eメールアドレス)
- 「動物情報」(名前、生年月、性別、動物種、犬・ねこの種類と毛色)
後日、自宅に登録完了ハガキが届きます。正しく登録できているか確認しましょう!
注意!引っ越したら必ず住所変更を!
住所や電話番号が変わったら必ず登録情報の変更を行って下さい。そうでないと、せっかくマイクロチップをつけていても飼い主さんに連絡がとれません。
公益社団法人 日本獣医師会の管理する動物ID情報データベースシステムで変更することができます。さらに詳しい情報は日本獣医師会HPでも確認できます。
災害の多い日本、まさかうちは大丈夫だろうとは言いきれません。もしもに備えて、装着がまだのねこちゃんはこの機会に検討してみてください。いつか、『ああ、また会えてよかった!』と思うことがあるかもしれません。
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